ドクターズファイル#06
※このインタビューは、藤村医師が上野院に在籍していたときの内容です。形成外科医から美容外科の医師へ
──自己紹介をお願い致します。
品川美容外科上野院の院長の藤村と申します。 こちらにお世話になる前まで、形成外科をやっていまして、形成外科である程度出来るようになってから美容医療にチャレンジしたいなと思って来ました。──入職されてからはどれくらいでしょうか?
2009年に入職したので8年ですかね。──初めに院長になられたのはいつですか?
大宮のスキンクリニックの院長が2015年ですね。 上野院の院長が今年の3月からです。──まず医師になろうと思ったキッカケは何だったのでしょうか?
元々私の父が医師で、開業医だったんですけれども、開業医だと家の後ろで仕事をしているわけで、それしか見ていなかったので笑 自然と医者になる環境が整えられていたという感じですね。──転職をする際に品川グループを選ばれたキッカケは何だったのでしょうか?
まず最大手ということで、大手の美容外科さんはいくつかありますので、その中でいろいろ面接とか見学もさせていただいて、たまたま私が面接に来たときに理事長先生がいらっしゃって、その時にお話をいろいろ聞かせていただいて、他のクリニックさんのお話も聞かせていただいたんですけれど、理事長のお話しが一番良かったので、この方に自分を任せてみようと思って品川美容外科を選びました。──理事長先生とのエピソードは何かありますか?
ここに入ってから仕事に不満というのは感じたことはないんですけども、ある時ちょっとだけ感じたことがあって、それを理事長とお話をする際にその疑問を投げかけてみたら、 「いろいろ不満があると思うけども、仕事というのは何のためにするんだ?」 と聞かれて、その時に少し答えに詰まったら、 「仕事は自分のためにするものだ」 と。 「自分のためだったらなんでも耐えられるだろう」 とおしゃって、それが本当に今でも僕の中で大切にしている言葉です。──そういった様なフランクな感じで相談とかもされるのですか?
クリニックに顔も出していただけるので、その時に相談はさせていただいています。転職をする前とした後の変化
──前職の形成外科は忙しかったですか?
普通の外科とかと違って、形成外科というのは外科とか整形外科とか耳鼻科とかが手術をして、その後にまた手術が始まるので、大体スタンバイをするのが夜の19時とか20時。それまでは自分たちの仕事をしているわけです。 外来をやって自分たちの手術をして、それプラス外科とかで乳がんなどで胸を切除し、そのあと胸を作りましょうという再建をするので、だいたい19時くらいから始まって夜中の2時とか3時くらいまでマイクロサージャリーというものをやって、また次の日の朝から普通に外来をするので結構ハードですよね。──夜中まで続くものなのですね。
そうですね。夜中はずっとやっていますね。──ではこちらに入職されてからライフワークバランスは変わりましたか?
もうすごい変わりましたね笑。──どちらが良いとかはありますか?
どちらもやりがいはありますよ。ただ40歳を過ぎて自分の時間も欲しいなというのもあったので、そういった面では今の方が自分の時間を持てて、且つ仕事とプライベートのメリハリがすごいついています。──今までで印象に残っている出来事はありますか?
キレイになりたいとか容姿にコンプレックスを持っていらっしゃる患者様がほとんどなんですけれども、何気なく接して何気なく施術をして、私の中では別に普通に接したんですけれども、ある時患者様の母親から手紙が来まして。 娘が本当に容姿にコンプレックスを持っていて、引きこもりがちだったのが、ある時自分の意思でキレイになりたいというのでバイトをして二重瞼の施術を受けましたと。 母親もそのことは知らなかったらしいのですけれども、家に帰ってきて二重の施術をしましたとカミングアウトされて。最初は驚いたのですけれども、その後にお嬢様がものすごく明るくなってイキイキとしているというので、本当にありがとうございましたというお礼のお手紙をいただいたんですね。 そういったことは本当に嬉しいことで、予期せぬ手紙だったので。 ご本人様から「ありがとうございます」とは言っていただくのですけれども、家族からありがとうございましたと言われたのは本当に嬉しかったですね。──やりがいを感じるところは?
保険診療も充分やりがいはあるのですけれども、例えば保険診療というのはマイナス5とかマイナス4ぐらいの状態の患者様を0もしくはプラス1ぐらい。 0というのは元々の状態で、もう少し良くするというのでプラス1ぐらいにもっていく感じだと思うんですけれども、美容医療というのはというのはやり方によってはプラス5でもプラス10でももっていくことができる。 それは保険診療とは違う点ですよね。その辺にやりがいは感じます。──逆に大変だなと思うことはありますか?
言葉だけではなくて、なかなか言い表せない気持ちというのが本当に奥深くに患者様は持っていらっしゃるので、そこを読み取るというのが本当に大変だと思います。 病気を診るのではなくて心を診なければいけないので。 病気も大変なんですけれども、やっぱり心というのはなかなか診れないもので、そこを患者様と話をしていて、言葉ではいろいろ言っているけれども実は全然違うことを希望されていたりすることも多いので、そこを本当に分かってあげるというのが難しいですね。大変です。──そういった際にクラークや看護師と連携もあるのですか?
やっぱり女性の患者様が多く、私は男なのでなかなか最初は心を開いてくれないこともありますので、最初にクラークに話をしていただいたり、例えばレーザーとか美容皮膚科の処置をナースがしているときにいろいろ話をして、あの患者様はこういうことを希望されてましたよ。ということを後で聞いてカルテには書くようにしているんですよね。 それで次回またお会いした時に、こういうことを希望されていたんだなというのを思い出して話すようにはしています。──ここ上野院は海外の患者様も多いとお聞きしましたが?
多いですね。場所柄やっぱり中国人の方、韓国人の方、フィリピン人の方は多いですね。 中国語のスタッフもいるんですけれども、中国語を勉強しようかなと思ってそのスタッフに中国語を勉強しようと思うんだと聞いたら無理です!と言われて笑。どうして?と聞いたら、なまりがすごいらしくて、覚えてもほとんど通用しないらしいんですよね。方言が強いので何を言っているかわからないらしいです。──女性が多い職場ですが雰囲気はどうですか?
明るいですよ。やっぱり毎日心がけていることがあって、スタッフ全員と絶対話すようにはしています。 それは仕事の内容でなくてもちょこっとした話でもいいので。──お昼ご飯はご一緒されたりするんですか?
もともとここ(上野院)に来た時は医局という引きこもり部屋があったんですけれども笑。そこでドクターが食事をとっていたらしいのですが、そこで食事をとるのもどうかなと思ったので、僕はスタッフルームで全員がいるところでとるようにはしています。──休日は何をされていますか?
最近休みの時は海に行ってウィンドサーフィンをやっていますね。無駄に黒いわけじゃないです笑。海で焼けているんですね。 年に1回サイパンに行ってそこでもやっています。精神的にも肉体的にも健康な状態で医療を行える
──品川グループに入職されてから変わった点などはありますか?
常に疲れた状態で仕事をするという事が無くなりましたね。それが本当にやっぱり医療行為の質にも繋がると思うので、自分が精神的にも肉体的にも健康な状態で患者様に接するという事は医療の質も自分の中で上がったかなと思います。──患者様にとってどういう存在になっていたいですか?
最初は私だけではなくて品川グループという看板で大多数の患者様がいらっしゃるわけで、その中で私が対応する患者様は最初は私のことを知らないと思います。ですが、話をして自分のことを知っていただいて、自分の考え方とか自分は患者様に対してこういったことはできますとか、そういったことを分かっていただいて、その上で患者様が私に全てを任せるというそういった存在でありたいですね。──最後に入職を検討されていらっしゃる方にメッセージをお願いします。
美容医療というのは本当に難しい医療だと思うんですね。医者として一人前になったからといっても美容医療で通用するわけではないですし、ただそういった症例数とか患者様の来院者数は本当に品川美容外科は多いので、そういった中で仕事をしていくと必ず他のクリニックさんよりかはいろんな経験ができて、いろんな勉強ができて、成長できるクリニックだと思うんですよね。 在籍するドクターも、私の先輩もそうですし、本当に後輩に対して教えるのが好きです。質問があったらなんでも聞いていただければなんでも答えますし、あとは自分次第だよということですよね。 そして品川グループ自体はみんなで頑張ってやっていこうというクリニックなので、安心して入ってきていただけたらと思います。