──自己紹介をお願いいたします。
品川美容外科梅田院の坂野です。2007年11月に品川グループに入職しました。今年、2019年11月で丸12年になりますね。
──品川グループに入職を決めた理由は何でしたか?
一番の理由は、大手クリニックであるということです。仕事において、長く続けていけること、毎日安心して取り組めることがとても大切です。そういった意味で、大手であり、経営的にも安定している環境で仕事ができるというのは魅力的でした。
──勤務してみて感じた、品川グループの良さはどういったところでしょうか?
大きなクリニックならではの良さがあると感じています。
具体的には二つあって、まず一つ目はさきほどお話した安心感。安心して仕事に集中できるのは大切です。二つ目は、経験を積んでいきやすいということです。大きなクリニックだと患者様もたくさんいらっしゃいます。患者様がたくさんいらっしゃるということは、それだけ多くの施術を経験していけるということになりますよね。
──品川グループに入職して、喜びややりがいを感じるのはどういったところでしょうか?
やはり、患者様が喜んでくださったときが一番うれしいです。いらっしゃる患者様ごとに、目指す「きれい」は違います。そして、僕たちドクターにも目指す「きれい」があります。患者様が喜んでくださったということは、患者様の考えるきれいと、僕たちが考えるきれいが一致したということだと思っています。
──梅田院のドクターやスタッフの方々の雰囲気はいかがでしょうか?
基本的に、施術で忙しくしていることが多いので、ドクター同士、スタッフ同士で個人的にゆっくり雑談などをしている時間はあまりないように思います。しかし、決して雰囲気が悪いわけではありません。おおむね関係性は円滑だと感じています。
美容外科の仕事は一人でできるようなものではありません。ドクターもスタッフもそこはちゃんと理解していますから、自分の気分や感情を仕事に持ち込むということはありません。チームワークを大切にして、仕事をしていこうという気持ちは共通して持っていると思います。
──見学対応されているそうですが、見学されたドクターから、どういった質問をされることが多いのでしょう。
よく聞かれることはクレームの有無です。クレームになったことはありませんかとか、訴訟になったようなことはありませんか、とか、そういうことが心配になるようですね。「そういうことはないです、と言い切るのは難しいけれども、多分想像されているほど多くはないですよ」と正直に説明しています。
またもし大きい問題となったとしても、翔友会として対応します。専門部署があるので、ドクター個人が折衝したり和解金を負担したことは今までありません。
クレームが出るかどうかは、ドクターの患者様への態度によるところも大きいです。きちんと話を聞いてくれなかった、きちんと説明してくれなかったとかですね。つまり、患者様への接し方次第で、クレームをゼロに近づけることは可能なのです。クレームなどについての質問を受けたときは、こういう接し方についての話もしています。
──新人ドクターを指導するときに、心がけていることや気をつけていることは何でしょうか?
「安全性を高めること」ですね。私たちがしていることは医療行為で注射一つにしても、大きな事故につながるリスクがあるものです。自己流のやり方というのは通用しません。ここはしっかり新人ドクターのやり方を見て、必要に応じてより安全な方法を指導します。
入職してきたドクターには、まず先輩ドクターのやり方を見学してもらいます。そして慣れてきた頃に、先輩ドクターの指導のもとで実際に患者様に接し、施術をします。その上で、どういうところが良かったか、どういうところを変えたほうがいいのかを伝えるのです。施術も最初は注射や皮膚科のレーザー照射など、そういった比較的安全なものからスタートしていき、二重の切開・目頭切開など、メスを入れる必要がある処置へと進んでいきます。とはいえ、この順番はあくまで目安。手先の器用さや覚えるスピード、美容医療の経験の有無など、その方に合わせたペースで教えていきます。
美容経験があってもなくても、どちらにしてもしっかり当院のやり方を教えますので、そこは安心していただきたいと思います。
──どんなドクターと一緒に働きたいと考えていらっしゃいますか?
患者様に優しく、コミュニケーションスキルがあるドクターです。
美容外科で行っていることは、普通の保険診療とは異なります。患者様は、病気を治して欲しいと思って来られるわけではありません。「きれい」に関する悩みを抱えていて、それを解決して欲しいと思っていらっしゃいます。ですから、まずは患者様の悩みをしっかり聞いて、患者様が何を求めているのかをしっかり把握する必要があります。ここをおろそかにすると、満足していただけないことが出てきます。患者様と会話するときの言葉は、やはりきちんと選んでいかなくてはいけません。
やりがいについてお話ししたときに、患者様が目指すきれいとドクターが目指すきれいが一致する、という話をしましたよね。実は、コミュニケーションが不足していると、このそれぞれの目指すきれいがズレてしまうケースがあるのです。そういったズレを防ぐためにも、まずは患者様の悩みや要望を聞いて、どうすればいいのか、ドクターと患者様の間ですり合わせを行なわなければいけません。患者様の求めるものがもし難しいことであれば、「それは難しいですよ」と言わければいけないのですが、率直にそう言ってしまうと患者様が気分を悪くしてしまうことがあります。「こうしたい」という患者様の気持ちを受け入れつつ、言うべきことはきちんと言うコミュニケーションスキルが必要なのです。
患者様の気持ちや要望は、それぞれ違います。周囲の人に美容医療を受けたことがわからないようにして欲しいと考える人もいれば、わかってもいいからきれいになりたいと考える人もいます。そういう気持ちをうまく汲み取りつつ、臨機応変に対応してもらえるドクターだといいですね。
──最後に、品川グループに入職を検討しているドクターにメッセージをお願いします。
品川グループは大きなクリニックで、多くの患者様がいらっしゃいます。たくさんの患者様と接して、満足していただけるというのはすごくうれしいですし、やりがいを感じます。
たくさんの患者様と接していると、こういったクリニックがどうやって成り立っているのかというのが見えてきます。患者様は、けっして安くはないお金を払って、ここに「きれい」を求めていらっしゃいます。私たちドクターは、そんな患者様をきちんときれいにして差し上げて、満足していただかなくてはなりません。そして、そういう患者様の満足があってこそ、クリニックが成り立ち、私たちドクターもそれ相応の収入を得ることができているのだと、実感できるでしょう。
美容外科クリニックは悩みを解決する場所です。患者様の悩みを聞き、一緒に悩みを解決していくことが私たちドクターの仕事です。患者様のお話を通じ、人生や社会について考えることや、気づきを得ることもあります。こういったことは、美容外科ならではの体験ですよ。
【品川美容外科院 梅田院 公式HP】