──自己紹介をお願い致します。
品川美容外科横浜院の川井と申します。
──以前のインタビューは、入職して3ヵ月のときでしたが、当時と比べてみていかがですか?
以前のインタビューの中で、美容外科は閉鎖的なイメージが強かったとお話ししましたが、実際仕事に従事してみると、この世界は「自分が思っていたより敷居が低い」と感じています。
また、横浜院の方針として、施術内容に限らず患者様が来院しやすいような環境作りを心掛けているので、いい意味で、以前よりより来院しやすいのでは、と感じています。
──改めて、なぜこの品川グループを選ばれたのでしょうか。
大学卒業後、研修医が終わり、自分が将来続けていく専門の“科”を見つけていくとなったときに、将来長く続けないといけない“科”を選択しようと考えました。 その選択をするうえで、病院の歴史やノウハウ、症例数もそうですし、来院していただけるよう門を広げている。それから年代が上の先生もいて指導いただける環境が非常に重要だと考えていました。
そんな時、同じ大学の先輩から品川グループの評判を聞きました。同じ医師の立場として、評判がいいなら間違いがないだろうと思い入職しました。
──入職時と現在のギャップなど感じることはありますか?
患者様とフランクになれるという感じといえば伝わるでしょうか。 例えば、通常の保険診療のクリニックは、身体的なのか精神的なのか、何か病がある状態の患者様ですが、美容外科にいらっしゃる患者様は「美しくなりたい!」という前向きな気持ちが強くすごいアグレッシブです。こちらもそのパワーに負けちゃいけないなと感じることが多々ありますね。
患者様の「美しくなりたい」という気持ちに応えられるような、患者様から見て「この先生は希望を叶えてくれそう、この先生だったら任せてもいいかな」と思ってもらえるようにならないといけないですね。そう感じるようになれたのは、ある意味いいギャップでした。
また、医療はサービス業なのですが、美容医療は想像以上のサービス業でした(笑)患者様への話し方や説明の仕方、患者様によっては世間話までも。そこはもっともっと頑張らないといけないと思っていますね。
──今まで行った症例の中でうれしかったことや、やりがいを感じたということはありますか?
例えば、患者様が「皮膚のたるみが気になる」と来院されて、カウンセリングを経て施術をしてくださる。すると後日、「川井先生のアドバイスと施術がとてもよかったので、違う部位を新たにお願いしたい」と患者様に言われたりすると、とても嬉しいですね。
当院の患者様は40代~50代くらいが中心です。患者様の口コミでそのお友達とか、お子様が来院してくださることが多いです。嬉しいですし、モチベーションも上がりますね。
──以前インタビューをさせていただいたときに、皮膚科のカウンセリングや注射系の処置に入ることが多いです、というようなお話でした。3年経った今はどういった施術をされていますか?
当時と比べてできることも増えてきて、様々な施術にも入らせていただくことも多くなっています。 例えば、最近はお鼻のプロテーゼや切開、より侵襲の大きい切開系の手術なども経験して、ある程度自分の中でつかめてきたかなという感覚です。
患者様が鼻を高くしたいというご要望があったとしても、全体的な顔のバランスが重要だと思うのです。
患者様自身は一番気になる鼻や目の大きさなどの部位だけに目が行きがちなのですが、一番大事なことは全体のバランスが大事ですよ、とお話させていただいています。サービス業ではありますが、医療従事者として適切なアドバイスできるように心がけています。
──現在横浜院の部長職としてご活躍されているとお聞きしています。入職時とは大きく状況が変化されていると思うのですが、一番成長した、と感じる部分はどんなところでしょうか。
できる事が増えてくる分、やはり責任も増えてきています。ちょっとしたトラブルや、スタッフの対応など相対的にみて、当時と比べて成長できていると感じています。
例えば、レーザー治療を受けいただいて、処置後赤みや、ひりつきが出たとします。患者様は当然「これ大丈夫なんですか?」と心配されますが、緊急でなんとかしないといけない状態なのか、まだ経過観察で大丈夫なのか等の判断など、きちんとわかりやすく患者様に寄り添った気持ちで説明できるようになりました。
もちろん、どうしても判断に悩むときもあるので、そのときは上司に相談して指示を仰ぎ、一年後、二年後というような先々まで見越しつつ、安全第一を常に考えています。
──入職時は「ファンになってくれる患者様を増やしていきたい」と語ってくださいました。患者様と接する中で、先生が心がけている事はなんですか?
やはり患者様が何を望んでいるのかをくみ取る、引き出す、引き出せるようなカウンセリングでしょうか。話しやすい環境を作れるようには心掛けています。
何度でもその患者様に向き合い関係性を築いていく。「良さそうな先生だな」と思ってもらえる信頼関係は一回や一日でできるものではないと思うのです。「その悩み私も分かります」と寄り添いながら定期的に通っていただいて、丁寧にお話を聞くようにしています。
──スタッフとのコミュニケーションで大切にしていることはどんなことでしょうか?
患者様は気分のアップダウンがあったりするので、スタッフは私たちとは違う気遣いが必要になります。スタッフに何か嫌なことがあったりして医局の空気が悪くなると、少し働きにくい部分も出てきてしまうので、空気を読んで環境を整えることは重要なことだと思います。
まだまだ完璧にできているわけではありませんが、自分のことだけで精一杯にならないよう気をつけていますね。
──以前、車が趣味だとスタッフとのお話の中で伺いました。オンオフはできていますか?
おかげさまでお休みもしっかりとれる環境にいるので、オンオフの切り替えはうまくできていますね。車が好きなのでお休みの時は、プロの方にレッスンを受けるために自分の愛車をサーキットへ持って行って走ったりしています。
普段は美容医療の医師として、患者様に“こうなんですよ、こうしたらいいですよ”と伝える立場ですが、サーキットでは伝えてもらう側になることを楽しみながら、意外と勉強になっています。こういう言い方はなんか伝わりにくいな、こういえば分かりやすいなというように。もちろん、非日常的な楽しさも魅力ですけどね。
──今後、どういったドクターと働きたいと思っていらっしゃいますか?
美容医療業界は、進歩、変化がすごく激しいところです。その環境に合わせられる方だといいですね。医師をやっていると「自分が自分が」というような、傾向になりがちだと思います。それが悪いわけではないですが、長いスパンでみたときに、患者様に長く通ってもらうことを見据えて、技術的、メンタル的にも精神的にも“今何したらいいのか”ということを一緒に見つけられるような方がお越しくださると非常に頼もしいですね。
──品川グループに入職を検討しているドクターにメッセージをお願いします。
私が入職した3年前と比べて、美容外科の就職する場所は確実に増えています。しかし症例数や医院の歴史など、長年培ってきた環境というのは数年でどうこうできるものではありません。品川グループはそういうところが強いと思います。教えてもらいながらチャレンジできる環境、挑戦できる場所があるのがすごくいいなと、日ごろから感謝しています。
保険診療だと、症状ありきで「それはこうしないと治りませんよ」と応えていくような感じですが、美容医療は患者様と折り合いを付けながら一緒に作っていくというか、患者様と一緒に“美”を追求していくことが最大の魅力です。医療従事者としてここでしか得ることができない楽しさだと思います。
【品川美容外科 横浜院 公式HP】